らもにとって第3のジャンルである。
〜らもさんのまじめな側面を知ることができる。 小説家としてのらもさんではなく、また、エッセイストとしてのらもさんでもない。 この本のらもさんは、いつものらもさんではない。 表題とか、表紙がおとぼけだけど中身がそうでではない。 まじめなまじめならもさんが出ている。 拘置所というがんじがらめの世界に放り込まれたからこそ出た 彼の本心が出〜〜ている。 小説、エッセイ、そして、全く違うジャンルの彼が出ている。 最近少し、マンネリしていた彼が、以降違う分野を書き始めた ターニングポイントにも思える。〜
あと一歩!物足りない感はあるものの…
題材がリアルで大きい割にこぎれいにまとまった感がありますね。 らも的と言えばそれまでですが…実体験モノではどうしても『今夜すべてのバーで』を イメージしがちなので、物足りなさは否めないかな。 ただ何の先入観もなく初期に手に取る「らも本』としてはいいと思います。
ひとつの洒落た記念館
もし、らもさんがすごした独房がそのまま残っているなら、 そこに入り、格子の入った窓から食べ残した米を外のスズメたちにやり、 狭くて何もないその部屋で、外界から隔離された孤独を味わってみるのもいい気がする。 そして、らもさんが残していったというメッセージを、一つ一つ見つけていきたい。 それは打ち捨てられた世界で、一人、ダイヤモンドを見つけていくような営みではないだろうか。 あっさりと読める本ですが、出所した時のぽっかりとした浄化が感じられ、 読了後、何か憑き物が落ちたような軽量感がわきます。
ジョークが哀愁を誘う、拘置生活22日…
いつもメディアに登場する中島らも氏を見て「やってるな」と思っていたがやはりハッパで捕まった。 普通の人間なら反省しきりでめげてしまう所を反骨精神剥き出しで 一冊の本にしてしまう所はいかにも中島らも!と拍手を贈りたい。 ジョークを交えて綴る文章だが、返って寂しさが表れている。 拘置所とはそういう所なのだろう。自分はご免こうむりたいと素直に思った。「明るい悩み相談室」など昔から彼の作品が好きで読み続けたし、 なにより自分には真似の出来ない彼の生き様が羨ましかった。 大先輩のご冥福を心からお祈り申し上げます。
さようなら・・・・・
彼らしい亡くなり方ですが,早すぎました. もう新刊が読めないのは残念です. ファンとして,冥福を祈ります.
青春出版社
|